8角形の鐘楼を持つロマネスク様式の教会は、サン・セルナン教会(Saint-Sernin)皆見上げながら歩いてます♪ 珍しいレンガ造りの教会であるからか独特の雰囲気を感じます。
8角形の鐘楼はトゥールーズ独特のスタイルで高さは67メートル。
看板の写真はサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂の写真です。
この写真が物語る通り、このサン・セレナン教会は サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の重要な拠点となっているのです。
この頃、よく耳にするようになった サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
ご存知ですか?
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は、キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路で、おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道です。
・青い道がフランス側。主に4つぐらいルートがありますね。
・赤い道がスペイン側。
・左端(正しくは西ですよ!)が到着地点のサンティアゴ・デ・コンポステーラです。
簡単に言いますが、ピレネー山脈を越えるなんて、今ならまだしも昔はさぞ大変だった事と思います。
1000年以上の歴史を持つ聖地への道は、今も年間およそ10万人がフランスからピレネー山脈を越えて行っているそうです。10万人って凄いですよね。
ピレネー越えのルートは2つあって、よくトレッキングツアーなどの写真で目にするのは、これです!!!この裂け目!!!ローランの裂け目と言います。アルパインツアーからちょっと拝借しました^^ 脚に自信のある方は是非アルパインツアーピレネー縦走コースへどうぞ♪ moriさんがもうちょっとしたら、行くのかな??? 頑張ってね!!!
バスから遠くに見えた「ローランの裂け目」2807mを必死で写した写真はこちら
ローランの裂け目はフランスとスペインの国境です。
分かりますか?
今回の旅の途中でも巡礼路のしるしであるホタテ貝の標識も目にすることがありました。
これはガバルニーで見た巡礼者用のホテル。中は2段ベッドでした。ホタテ貝マークがあるでしょ?!
上の看板には、サンティアゴ・デ・コンポステーラの宿泊所と書いてあります。
そして、下には例のローランの裂け目の避難小屋迄3時間半と書かれてます。多分あってる^^ アザミネーゼさんに助けてもらったから^^
この巡礼路は1998年に世界遺産に登録されました。
スペイン語では、El Camino de Santiago(サンティアゴの道)と呼ばれ、フランス語ではle chemin de Saint Jacques(サン・ジャックの道)と呼ばれます。
詳細を知りたい方はこちらへ↓
http://www.camino-de-santiago.jp/about-santiago/index.html
この教会の名前のサン・セルナン(聖セルナン)とは、トゥールーズの初代司教とされる殉教者聖サトゥルニヌスのことで、250年頃、トゥールーズに来て宣教したようです。しかし、ユピテル神殿(ローマ・カピトリヌス丘にあった古代ローマ第一の神殿)でキリストの教えを説いたために捕らわれ、2頭の牛につながれて市内を引き回され、殉教したのだそうです。
4世紀に彼を崇敬してこの聖堂の最古の部分が建設され、11世紀末に初期ロマネスク様式の大聖堂が建てられ、サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路教会としても重要となりました。
この落ち着いた色合いのステンドグラス、好きでした♪
アーチの高さは150mあるそうです。
落ち着いたシックな教会でした。
今日は主にサンティアゴ・デ・コンポステーラのご紹介になっちゃいました。でもこれなくしてはピレネー山脈は語れないですものね。
またまた、今日も猛暑でしたね。
のんびり過ごしましょう。と言いつつ、朝から花壇の苗植えのやり残しをやってます♪
では
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