陽気に誘われて、上野に藤田嗣治展を見に行ってきました。
連休に上野に行くとは…珍しいこと。人の多いのは好きじゃないんですもの。
でも、どうしてもこの絵が見たくて・・・
これです。
この絵の青が見たくて・・・
後ろの壁紙に珍しく銀箔が使われていることでも知られてます。
うーん、やっぱり好きでしたこの絵。
でも、この絵で一番感心したのは、猫の毛並み。薄茶色の所の毛並みがふわふわっとしてて、気持ちよさそうでした。触ってみたくなるほど。。。
そして、次に、
この裸婦像の背景の花柄の壁紙が目にとまったのでした。
もしやこれもジュイ布?
先日のティータイムの時に話題になったジュイ布。
初めて聞いた言葉でした。
それはこの絵で話題になったのです。
モネの菊の絵。
花の絵をかくのに、後ろにまで花の壁紙とは少々うるさいね~という言葉に、
「これはきっとジュイ布よ!」とはウリさん。
「ジュイ布ってなあに?」と質問すると、
「フランスで、昔、ジュイ布が流行って、それを画家たちは書きたがったのよ~!」と、教えて貰いました。
あれから私の頭の中は、ジュイジュイジュイ。
ジュイ布とはなんじゃ~?と、気になってました。
上の裸婦像の横にはこんな説明書きがありました。
1920年代初期の裸婦像には、装飾的な綿布との対比により白い人肌の美を引き立たせた作品もある。本作では、裸婦もさることながら、彼の持ち前の描写力は背景の綿布にも向けられている。フランス更紗に典型的な、エキゾチックな草花模様を刷った「ジュイ布」を克明に描いている。
1923年サロン・デ・テュイルリー出品作。京都国立美術館蔵。
おー これぞ、シンクロニシティ?
出てきましたよ、
ジュイ布~~
皆さんは、ご存じで当たり前の言葉かもしれませんが、私にとってはお初の言葉。それも、またまた出てきたとなると、調べざるを得ない^^ よっしゃー!!!
ネットで調べてみると、2年前にBunkamura ミュージアムで、ジュイ布展が開かれてたとあります。
そうだったんだーご縁がなかったなー
よくカルトナージュに使われている布と言えば分かって貰いやすいかな? そうそう、あれです!
分からないよー??の方は、このYou tubeをどうぞ→
展覧会の案内はこちら⇒ジュイについてよくわかります。http://toiledejouy.jp/
これジュイの布で出来た鹿
トワル・ド・ジュイ(ジュイの布)とは、
18世紀にドイツ出身のプリント技師、クリストフ・オーベルカンプ (1738-1815年)が、フランスのヴェルサイユ近郊の村、ジュイ=アン=ジョザスの工場で産み出した西洋更紗。 人物が田園に遊ぶ、単色の田園風景のモティーフに代表される優雅で楽しいコットンプリントの数々は、今でも フランスを代表する布地として愛されています。
これで、頭の中のジュイジュイジュイが消えました!
すっきり~~^^
ボタラバティータイム、ぜひお越しください。
ほんのちょこっと博識になれるかもしれません。。。笑
もうひとつ
11月14日 舘林正也さんと歩く文豪の街 参加者募集してます。
詳しくは、右側イベント欄を見て下さい。(PC版で見て下さい。)
上野の森では銀杏の香りが、くーん!
秋到来を実感できました。
台風で茶色くなった葉っぱがどんどん散ってきていますね。道路はどこも茶色い落ち葉でいっぱいですね。植物頑張れ!
絵の写真はこちらからお借りしました。
藤田嗣治展HP→http://foujita2018.jp/
では
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