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ボタニック・ラバーズ

■ ヘッダ ■ 今年6月ピレネー山脈で見たナルキッスス・アプスキッスス ピレネー山脈フランス側で。草原に広がって咲くさまは見事だった! 

新宿御苑、温室のバックヤード見学2

バックヤードに行く途中で、こんなものが展示されてました。

フクバイチゴです。

これが、日本のイチゴー(一号)のイチゴです!って、係の人が洒落を言ってました。

日本で初めて出来たイチゴです。

このイチゴが出来たのは、明治33年。ついこの間の事ではないですか!それまで日本で苺は出来なかったんですね。へー、そうだったんだぁ。

確かに私の小さい時はもっと丁寧に箱詰めされて売ってました。今みたいに透明パックにごろごろ投げ入れられては無かったですね。

 

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フクバイチゴのフクバは、福羽逸人のフクバ。

福羽逸人とは、日本の造園家、園芸家、官僚、農学者。宮内省で長く宮廷園芸技師として活躍した人で、新宿御苑をはじめとする宮内省管轄の庭園等の整備、武庫離宮(須磨離宮)の庭園設計、栗林公園北庭および日比谷公園西洋花壇の設計に当たった人です。(ウィキペディアより) 

新宿御苑と言えば、福羽逸人です。

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西洋イチゴの日本での栽培は輸入した苗が輸送中にかれるなどなかなか成功しなかったそうです。

福羽はフランスのヴィルモラン商会から取り寄せたジェネラル・シャンジー種の種子を新宿御苑で実生させ、苗の中に大きな果実がつくものを選び、1899年に「福羽」という新品種として発表。それが写真のイチゴなんだそうです。

 

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次に案内された部屋では、また珍しいものが見れました。

 

ここは、現在開催中の洋らん展の催しのひとつ。

新宿御苑で作出された洋らんと戦前使われていた鉢展■ の会場です。

バックヤードに行く途中のお部屋だったので見せて頂きました。

 

こんな素敵な鉢にパッと目が行きました。

なんかいいわー

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尾張焼き染付と書かれています。かなりの大鉢です。

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この染付の絵は、どこか洋風な印象も感じられて、素敵でした。とても珍しい印象を受けました。当時の植物の様子も見受けられて、色も深くて奥行きのある絵で素晴らしいです。

これに何が植わってたんでしょうね。大きな松かな~~??

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菊のご紋の入った鉢もありました。これらの鉢に植えて皇居へ運ばれたのでしょう。新宿御苑宮内省の管轄だった庭園ですからね。

右側には、新宿御苑オリジナルのランが並んでました。

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たとえば、パフィオペディルム・シンジュク#190
という風に、シンジュクという種名が書かれています。
へー、こういう名前が付いてるんですね。

駄目になって、無くなってしまわないように、各種類が約10鉢ぐらいずつ育てられているそうです。10鉢で大丈夫なのかな???と、素人は心配になっちゃいますがね^^

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花柄が2mもあるランもありました。

全部ここで生まれたラン♪ どんな花が咲くのかな??? ランの花が咲くのは1月2月ですから、また見に来てくださいね。ですって!

今まで、目につきもしてなかったシンジュクちゃん。
見るのが楽しみになりました。

ちょっとしたことで、親しみの湧くものですね。

 

新宿御苑では、

明治25年(1892)に加温式の洋風温室が建築されると、近代的な促成栽培がよりいっそう進められました。大正から昭和のはじめにかけては、特に洋ランの交配に力を入れ、カトレヤ・シンジュクなど、新宿の名を冠した独自品種を多数作出しました。と、HPに書かれています。

今でも、蘭は値段が高いけれど、明治時代~大正時代、それはもう高価な憧れの存在だったとお話して貰いました。

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今 新宿御苑では、洋ラン展をやっています。

新宿御苑の恒例の催しのひとつで、昭和58年(1983)のスタートから今年で30回目をむかえるそうです。

 

新宿御苑で作出された洋らんと戦前使われていた鉢展

 今年は明治150年特別企画として、温室内の管理区域を特別公開し新宿御苑で作出された洋らんと戦前使われていた鉢展を同時開催いたします。
【日時】11月27日(火)~12月9日(日)
    9:30~15:30 (閉館は16:00)
    ただし、12月2日(日)は15:00まで(15:30閉館)
【会場】新宿御苑内 大温室 特別室
【料金】新宿御苑への入園料が必要です。(一般200円、小・中学生50円)
【内容】新宿御苑で栽培している洋らんとともに、戦前に使われていた鉢の数々を展示します。

 

では

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