Botanic Lovers

ボタニック・ラバーズ

2024.02 岩手山裾野・七滝

舘林正也さんと歩く植物さんぽ 続雑司ヶ谷編2

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目白庭園の後、自由学園へと向かいました。

建物好きとしては、自由学園の明日館(みょうにちかん)と講堂はとても気になる存在。やっと見る事が出来ました。それはもう感激のひと時でした。

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道路沿いからパチリ。手前に花壇が大きく作られていて、クリスマスローズが沢山植えられていました。手前にはバラが上手く、そして大胆に誘引されていて、6月には、この薔薇でまた違った景色が生まれていることでしょう。

このお庭、私が恵泉女学園大学の生涯教育、また日比谷公園の講座で、コミュニティ花壇の勉強をした時にお世話になった井上華子先生がお世話なさっています。懐かしい想いで、拝見させて頂きました。お元気でしょうか?

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さあ、いよいよ明日館です。

 

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自由学園は、羽仁吉一・もと子夫妻により、大正10年(1921年)に女学校として設立されました。知識詰込みでない、生活と結びついた新しい教育を実現するために作られた学校で、大正デモクラシー期における自由教育運動の象徴ともいえる学校です。坂本龍一、オノヨーコ、紀子さまも高等科卒業生です。その他個性的な有名人が多くいます。女優岸田今日子さんとか。

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羽仁夫妻は、友人の建築家遠藤新(えんどうあらた)を介して、当時帝国ホテル設計のために来日していたフランク・ロイド・ライトに校舎の設計を依頼します。ライトは羽仁夫妻の教育理念に深く共感し、設計を快諾したと言われています。

 

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入場料400円に+200円で、素敵なホールでお茶を頂く事が出来ます。

ぱっと見て、誰しもが感じるように、窓枠の幾何学的な模様の取り方がとても印象的です。ひゃー、素敵だわ~ なんていいの~~

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この黒板素敵すぎ!漆喰の壁に茶色いラインが効いてます! 普通なら黒板の右側も、左側と同じように平行な2本線にしちゃうでしょう。夢があるな~ 広がりがあるな~

この教室に入るなりわくわくしちゃいました。

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平担でなく、段差が上手く使われて変化に富んだ作りとなっています。石も上手に使われています。

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外の光もとても上手く取り入れてますね。どこもかしこも素晴らしい~~。もう大好きな建物です。いいなー いいなーの連発でした。

さあ、皆でお茶にしましょう♪ せっかくだからゆっくりお茶タイムに致しましょう。

紅茶かコーヒー、そしてクッキーかパウンドケーキが選べます。美味しそうです。

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皆いい笑顔♪ いいひと時でした。椅子のデザインもライトです。

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ここで何を話したかというと、羽仁進の奥さんは左幸子よね~とか、そんな話~~^^

木造建築いいですね♪ うちの昔の家にちょっと似てるの~ 規模はとっても小さいけれど、こんな縦長の窓があって、いつも外で遊びたい~って、外を眺めてたのを思い出します。勉強しなさいとか言われて、ぶーたれて、外を眺めながら、ストレスで木の窓枠をかじってた変な子でした^^ あの窓枠も同じ色だったな~~

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校庭の向こうに並ぶソメイヨシノ。ここから、満開の桜の花を見ると素晴らしいでしょうね。

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二階の食堂です。

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素晴らしい照明に感嘆の声があがってました。

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明日館は平成9年、1997年に国の重要文化財に指定されました。多くの人達の思いが集まって、保存されることとなったのでしょう。本当に嬉しいことです。それだけの思いを募らせるた建築だという事でもありますが、その陰には真摯に努力された方々がいらっしゃることと思います。素晴らしいです。

 

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道を隔てたお向かいに講堂があります。

ライトの弟子である遠藤新設計ですが、これがまた素敵でした

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コンサートなども開かれるようです。

ここで結婚式いいですね♪

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お名残り惜しいけど、また来ます! 

さあ、ゆっくりと見学させて頂いたあと、植物散策を続けました^^

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この日はハクモクレンシデコブシが花盛りの日でしたね。

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ランチを食べた後、最終観察場所は雑司ヶ谷墓地。夏目漱石竹久夢二のお墓を見学しながらぶらぶら。

墓地で一番楽しかったのはミチタネツケバナの種を飛ばして遊んだことかな~~

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紫茶色になっているタネの鞘を触って揺らしてやると、白いタネがパーンパーンと勢いよく飛び跳ねて出てきます♪ びっくりしますよ、やってみて~~

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ミチタネツケバナは道端でよく見るこんな子です。

ちなみに夏目漱石のお墓はこんなお墓でした。
 

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お陰様で、今回も楽しくお散歩する事が出来ました。

ご案内頂いた舘林正也さんには観察場所、下見、ランチ場所決定などお心配り頂き感謝です。有難うございました。

道端の植物を楽しみながら、また是非歩きましょう♪ 

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ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

お勉強というより、わくわくしながら、一緒に楽しい時間を共有できれば本望です。

また宜しくお願い致します。

では

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