Botanic Lovers

ボタニック・ラバーズ

2024.02 岩手山裾野・七滝

オオミスミソウ咲く猿山岬

今回の能登旅の一番の目的は猿山でオオミスミソウを見ること。二日目に予定していたのに、その日はほぼ100%雨らしい。そこで、予定変更して、金沢についてすぐに猿山岬へと直行しました。kaoriさん運転~、残り5人はらくちん、らくちん!若い人にお任せ~~ってな具合です♪

荒々しい日本海を臨みながら、約2時間で猿山岬に到着しました。

輪島市門前町吉浦地区にある「猿山岬」は、奥能登最後の秘境といわれ、その一帯は、日本有数の雪割草(地元では雪割草という名前で広めてます。)の群生地です。実際にはここでいう雪割草はオオミスミソウ雪解けの3月中旬から4月初旬にかけて、可愛らしい紫、ピンク、白など色とりどりの花が目を楽しませてくれます。

途中の車窓からも、スミレサイシンやキクザキイチゲが目を楽しませてくれました。

わー、咲いてる! イチゲだ~~!!!

春の訪れを告げる花達。一年ぶりのイチゲには感動です♪ 咲いてる~~

猿山岬灯台手前の娑婆捨峠の自然歩道入口で、環境保全協会に300円の寄付。

「咲いてますか?」

「満開だよ~~ 今年は沢山咲いたよ!」との返事。

「わぁ~~♪」

 

f:id:blueskymayuri:20190401173901j:plain猿山一帯の雪割草はキンポウゲ科オオミスミソウに分類されます。盗掘がとても多く、紫や真紅などの色鮮やかな花は、めっきり少なくなってしまったそうです。

 

f:id:blueskymayuri:20190401212820j:plainまずは岬の周りからてくてく。

キクザキイチゲオオタチツボスミレ、スミレサイシンは見られましたが、あまりオオミスミソウは咲いてないな~と思っていた途端、上の方に沢山見えてきました。わー、可愛い!!!可愛い~~ !!!あまりの可愛さに、オオミスミソウを初めて見るkayoさんも顔が輝いてました。

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しかし、遠くてまじかに見る事が出来ません。うーん、イマイチかな、近くで見る事が出来ないのかな?と思っていたら、とんでもない!!!階段を上がって、半島の内部へと歩みを進めると、わーーーーあたり一面咲いてます。

なんじゃこりゃ、芝桜状態じゃ~~ by kaoriさん

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この辺りはほとんどが白花でしたが、それにしてもその花の数は半端じゃないです。
びっくり~~

 

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オオミスミソウは変種が多いので、花びらの形や色合いの違う花を探すのが楽しいですね。花びらが白で、雄蕊がピンクとかいろいろあって楽しいです。

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このところ腰の状態が優れず、山歩きをしていないので、たったこんな歩きでもやばいことが判明。少しずつ足慣らしを始めなくては・・・と思いつつ、足取りがへなへな~~苦笑 でも、久しぶりの自然の中は最高ーー!!! 花を撮るのも久しぶり。嬉しいなぁ♪ 

      

f:id:blueskymayuri:20190401214356j:plain山頂付近ではピンクの濃淡も楽しめました。

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花言葉は、「忍耐」。日本海からの強い海風に耐えながら愛らしい花を咲かせます。

 

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日本海側の花は大きい。このキクザキイチゲも花がでかっ!キクザキイチゲは花びらに深い切れ込みがあって、キクの葉に似ているので、キクザキイチゲと言います。花が一輪咲くのでイチゲは一華と書きます。

似た花でアズマイチゲがありますが、葉っぱに切れ込みがほとんどありません。

 

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紫色のキクザキイチゲと白花のオオミスミソウ。素敵な世界でした♪

 

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花びらの丸っこいタイプ。なんて可愛いの~~

まだ蕾も見られ、もう少しオオミスミソウ咲く猿山岬を楽しめそうです。レンタカーさえ借りれば、まっすぐ北へ。車も少ないので楽ですよ。時間がなかったので、ゆっくりと歩けませんでしたが、深見から歩き始めれば、片道1時間半ぐらいのハイキングで山頂へと歩けます。花も色々見れそうです。ぜひどうぞ。

 

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この子はかなり毛深いですね。

下を見下ろせば、おおー日本海だぁ~

 

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確かに能登半島、ここまで来ると、人もいない状態の景色が続いたり、寂しい風景となってきます。しかし、そこでも人は逞しく生きてるんですよね。ここじゃ、がん!と強くなくちゃ生きてられんなー 命かかってるよねーー 海沿い間際の家並みにそう思わざるを得ません

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輪島の宿へ向かう途中、NHK朝ドラのまれの舞台となった「間垣の里」へ寄ってみました。

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こんな竹垣の防風林が家を守っています。ここがまれの撮影に使われた間垣の里。

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冬の生活は厳しいでしょうね。

中はこんなでした~

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能登半島北部の家並みは屋根瓦、板塀、すべてが統一されていて整然としていて、感心しました。石川県なかなか観光に力入れてます。

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地元のおじさんがロケ地を教えてくれました。

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ははは、猿山で終わるつもりのブログがここまで書いちゃいました。

能登半島の旅、大いに笑って、楽しい旅でした。

猿山のオオミスミソウ、かなり手入れもされているのでしょう。新潟の弥彦山や角田山の風景と違って、少々お花畑状態でしたが、それもまた楽しでした。あまり歩かなくても見られ、脚の丈夫でない人も見る事が出来ていいな~と思いました。

しかし、盗掘も半端じゃない様子。花の気持ちに寄り添う事が出来たなら、そんなこともないでしょうに。これからも自生地の花々がいきいきと咲いてくれるよう願います♪

詳しくはこのYOU TUBEをご覧下さい。

山旅映像サロン。奥能登最後の秘境、猿山。ユキワリソウ群生地。 - YouTube

では

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