今回の能登旅の一番の目的は猿山でオオミスミソウを見ること。二日目に予定していたのに、その日はほぼ100%雨らしい。そこで、予定変更して、金沢についてすぐに猿山岬へと直行しました。kaoriさん運転~、残り5人はらくちん、らくちん!若い人にお任せ~~ってな具合です♪
荒々しい日本海を臨みながら、約2時間で猿山岬に到着しました。
輪島市門前町吉浦地区にある「猿山岬」は、奥能登最後の秘境といわれ、その一帯は、日本有数の雪割草(地元では雪割草という名前で広めてます。)の群生地です。実際にはここでいう雪割草はオオミスミソウ。雪解けの3月中旬から4月初旬にかけて、可愛らしい紫、ピンク、白など色とりどりの花が目を楽しませてくれます。
途中の車窓からも、スミレサイシンやキクザキイチゲが目を楽しませてくれました。
わー、咲いてる! イチゲだ~~!!!
春の訪れを告げる花達。一年ぶりのイチゲには感動です♪ 咲いてる~~
猿山岬灯台手前の娑婆捨峠の自然歩道入口で、環境保全協会に300円の寄付。
「咲いてますか?」
「満開だよ~~ 今年は沢山咲いたよ!」との返事。
「わぁ~~♪」
猿山一帯の雪割草はキンポウゲ科のオオミスミソウに分類されます。盗掘がとても多く、紫や真紅などの色鮮やかな花は、めっきり少なくなってしまったそうです。
まずは岬の周りからてくてく。
キクザキイチゲやオオタチツボスミレ、スミレサイシンは見られましたが、あまりオオミスミソウは咲いてないな~と思っていた途端、上の方に沢山見えてきました。わー、可愛い!!!可愛い~~ !!!あまりの可愛さに、オオミスミソウを初めて見るkayoさんも顔が輝いてました。
しかし、遠くてまじかに見る事が出来ません。うーん、イマイチかな、近くで見る事が出来ないのかな?と思っていたら、とんでもない!!!階段を上がって、半島の内部へと歩みを進めると、わーーーーあたり一面咲いてます。
なんじゃこりゃ、芝桜状態じゃ~~ by kaoriさん
この辺りはほとんどが白花でしたが、それにしてもその花の数は半端じゃないです。
びっくり~~
オオミスミソウは変種が多いので、花びらの形や色合いの違う花を探すのが楽しいですね。花びらが白で、雄蕊がピンクとかいろいろあって楽しいです。
このところ腰の状態が優れず、山歩きをしていないので、たったこんな歩きでもやばいことが判明。少しずつ足慣らしを始めなくては・・・と思いつつ、足取りがへなへな~~苦笑 でも、久しぶりの自然の中は最高ーー!!! 花を撮るのも久しぶり。嬉しいなぁ♪
山頂付近ではピンクの濃淡も楽しめました。
花言葉は、「忍耐」。日本海からの強い海風に耐えながら愛らしい花を咲かせます。
日本海側の花は大きい。このキクザキイチゲも花がでかっ!キクザキイチゲは花びらに深い切れ込みがあって、キクの葉に似ているので、キクザキイチゲと言います。花が一輪咲くのでイチゲは一華と書きます。
似た花でアズマイチゲがありますが、葉っぱに切れ込みがほとんどありません。
紫色のキクザキイチゲと白花のオオミスミソウ。素敵な世界でした♪
花びらの丸っこいタイプ。なんて可愛いの~~
まだ蕾も見られ、もう少しオオミスミソウ咲く猿山岬を楽しめそうです。レンタカーさえ借りれば、まっすぐ北へ。車も少ないので楽ですよ。時間がなかったので、ゆっくりと歩けませんでしたが、深見から歩き始めれば、片道1時間半ぐらいのハイキングで山頂へと歩けます。花も色々見れそうです。ぜひどうぞ。
この子はかなり毛深いですね。
下を見下ろせば、おおー日本海だぁ~
確かに能登半島、ここまで来ると、人もいない状態の景色が続いたり、寂しい風景となってきます。しかし、そこでも人は逞しく生きてるんですよね。ここじゃ、がん!と強くなくちゃ生きてられんなー 命かかってるよねーー 海沿い間際の家並みにそう思わざるを得ません
輪島の宿へ向かう途中、NHK朝ドラのまれの舞台となった「間垣の里」へ寄ってみました。
こんな竹垣の防風林が家を守っています。ここがまれの撮影に使われた間垣の里。
冬の生活は厳しいでしょうね。
中はこんなでした~
能登半島北部の家並みは屋根瓦、板塀、すべてが統一されていて整然としていて、感心しました。石川県なかなか観光に力入れてます。
地元のおじさんがロケ地を教えてくれました。
ははは、猿山で終わるつもりのブログがここまで書いちゃいました。
能登半島の旅、大いに笑って、楽しい旅でした。
猿山のオオミスミソウ、かなり手入れもされているのでしょう。新潟の弥彦山や角田山の風景と違って、少々お花畑状態でしたが、それもまた楽しでした。あまり歩かなくても見られ、脚の丈夫でない人も見る事が出来ていいな~と思いました。
しかし、盗掘も半端じゃない様子。花の気持ちに寄り添う事が出来たなら、そんなこともないでしょうに。これからも自生地の花々がいきいきと咲いてくれるよう願います♪
詳しくはこのYOU TUBEをご覧下さい。
山旅映像サロン。奥能登最後の秘境、猿山。ユキワリソウ群生地。 - YouTube
では
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