とうとう最終日、いやー、たった3泊4日なのに長い旅日記書いてます。興味ない方はごめんなさい。
最後のアートはイサムノグチ庭園美術館。この美術館に、さほどの知識は無かったのですが、イサムノグチには興味あり。小さい頃から我が家にぶら下がっていた和室の照明器具はイサムノグチのあかりでした。父が好きだったイサムノグチの一片でも感じてきたい!その思いがかねてよりありました。
館内は一切写真が写せないので、貴重な写真です。行った時は気づかなかったけど、引いて見ると石垣が素晴らしいですね。
美術館のある場所は高松市牟礼町。庵治石(あじいし)という石で有名な町。石屋さんの町。この石の町にイサムノグチは65-66歳の時にアトリエを作り、日本の四季を感じに通ったとのことです。
行き方を調べてみると、
八栗駅から徒歩20分、または屋島駅からタクシー10分
意外に行き難い場所。行きは屋島駅からタクシーを選ぶことにしました。
なーんにも知らずに辿りついた屋島。駅に着くなり、おじさんに迎えられました。どこに行くの?イサムノグチ庭園美術館です!というなり、おじさんがなんでーー???屋島に来たら、まずは屋島へ行かにゃ~!!! イサムノグチより屋島でしょうが~~
私達、その時ハタと気が付きました!!! あー、ここが、かの有名な源平合戦の屋島なのね~~
タクシーは呼ばんとこんよ! ちょっと待たんとね!
お揃いのユニフォームのジャンパーを着た屋島案内ボランティアのおじさま方にタクシーが来るまで付き合わされちゃいました^^ ちょっとだけ屋島のお勉強タイム♪ いやー、凄い屋島愛に溢れるおじさま方でした^^
おじさま~指入ってるってば!おまけに連写~~苦笑
写真で見える山が屋島の一番南の端です。
タクシーに乗り込んで聞きました。「駅からのお客さんはやっぱり屋島に行く人が多いんですか?」「いいや、ほとんどがイサムノグチ美術館に行く人だよ。もう屋島に行く人は少ないよね~」あはは、やっぱりそうなのね~~ でもそう言われると、屋島応援隊にもなりたい気になってしまう・・・
タクシーの運転手さん、とても優しくて、帰りの道を丁寧に教えて下さいました。この道を歩いていくと、若い人が色んな作品作って頑張ってるんだよ!その展示を見ながら八栗駅迄歩くといいよ。
有難うございます♪ 皆いい人だぁ~~
いよいよ、庭園美術館に到着。
午前10時、朝一番の予約です。ここに来て思ったのは、広い地面が綺麗に整えられているという事。何て言ったらよいのか、きちんと掃いてあるのです。素晴らしいです。
総勢20人位だったでしょうか、1/4は外国人だったような・・・とても好印象な丁寧なガイドをして頂けます。
ここから写真撮影は禁止。向こうに見えるのが自宅。
美術館と言っても屋外です。イサムノグチ自身がどの彫刻をどこに置くと決めた場所に彫刻が置かれています。彼の作意をどれほど理解できるかは分からないけど、堂々たる彫刻から心地いいものが伝わってきたことは確かです。
イサムノグチはアメリカ生まれの彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家・作庭家、舞台芸術家。日系アメリカ人。
日本でもアメリカでも疎外感をぬぐい切れず、かなり苦労をして育ったようです。苦労が多かった人生を乗り越えたのか、人生後半の彼は、異才を放ち、常に大きく広く、暖かさに満ちた視野を持って世界を見つめていたようです。
石の彫刻自体にあまり興味の無かった私も半信半疑で訪れましたが、素晴らしかった!!!の一言です。
冷たいはずの石が温かく感じられる。
大きく深く感じられる。
いい時間でした。
ぜひ、チャンスを作って訪れて欲しい場所です。
美術館を去るとき、心がとても落ち着いていました。
身体は正直ですね。
イサムノグチ庭園美術館は事前予約が必要です。わざわざ往復はがきでの申し込みが必要。その面倒さをいとわずに行ったものが行ける場所。そういうのもいいですよね。ちょっとしたハードルを設けるのも来る人を選ぶ手段です。
旅最後のアート。素晴らしい締めくくりでした。
そういえば、彫刻のそばに植えられている数本のクスノキの薄緑の葉が清々しく目に映りました。
イサムノグチ庭園美術館→http://www.isamunoguchi.or.jp/
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と、格調高く終わりたいのですが、そのあと、孫の為?自分の為?に帰りの電車に選んだもの。それはアンパンマン列車~~!!!
結構エンジョイしました^^
ほほほほほ、瀬戸大橋をアンパンマン列車は走る、走る~~
孫にこの写真を見せたいchiakiさまの為ですよ~~ 私は決してはしゃいだりしてなかったはず~~苦笑。
あー、楽しかった!!!
いつから鉄子に・・・
これにて、瀬戸内アートとイートの旅 完。
芸術は大いなる力と融合したゆったりと心落ち着くものと思っています。瀬戸内の穏やかな自然と調和した島々のアート作品は私に大きな元気と安らぎを与えてくれました。島から帰って来て、何かが私を少し変えてくれたようです。その少しの変化を真摯に受け止めて、これからも楽しく生活していきたいと思っています。
旅はわくわくするものに誘われて、素の自分でいられる貴重な時。やっぱり、旅するように生きたい!!!
その為には、さあ、もうちょい、家の掃除かな~~^^
長々とお付き合い頂き有難うございました。皆さまともご一緒に楽しい旅が出来るといいです。またいつか是非。一緒に旅をしてくれたchiakiちゃんに感謝です。有難う♪
では
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