道端の花を楽しみながら、フレンチレストラン、メゾンドナチュールに着きました。いつものごとく、5分の距離が15分かかっちゃいます^^
小布施町の東にある雁田山。その麓の緑に包まれたところに、藤岡牧夫美術館があり、その中に、メゾンドナチュールはあります。お店が出来たのは2015年4月。ちょうど3年半を経たシェフ亀田一馬さんと接客係の吉田さんの二人で営まれているちいさなフレンチレストランです。
お店に近づくと、中から、「Nさんですか? お待ちしていました!」と、吉田さんが迎えに出て来て下さいました。
「当店で一番いいお席をご用意しております。こちらへどうぞ。」
嬉しい~!ゆったり座れて、見晴らしのいいソファー席にご案内頂きました。
一組の先客がもうお料理を頂いていらっしゃいます。
いい席に座らせて頂けるのは、早く予約したからかな? それともお任せコースをお願いしたからかな?
といっても、一番安い5000円のお任せコースですがね。。。
この日は、あいにくのお天気で山々を見渡すことは出来ませんでしたが、お天気のいい日には、北信五岳(飯綱山、戸隠連山、黒姫山、妙高山、斑尾山)の五つの山々が素晴らしい姿を見せてくれるそうです。
るんるん気分で花を見ながら歩いてきたものだから、気分も息も高揚しています。ふー、やっと着ちついて、ふと目の前を見てみると・・・
テーブルの上には、シェフのサインのあるご挨拶の文章が置かれていました。
こんな風に迎えられたのは初めて。心の休まるレストランであり続けたいと思います。と書いてあります。
こういうのいいな、温かい人なんだな~
と、思った途端、え??? これより3時間ほどお客様と幸せを共有できればと思います。ねえねえ、3時間だって~~!!! ええーー、どひゃ~~
ランチに3時間かけたことが、かつてあっただろうか・・・???
テーブルの上には、木の切り株が置いてあり、その上にアロマディフュザーが置いてあって、いい香りが・・・
心を落ち着かせるちょっとしたお洒落な演出ですね♪
そして、接客係の吉田さんがお料理の説明をして下さいました。すらすらと述べられる内容は頭をすらーっと、通り過ぎて行きました。笑
一番よく分かったのは、地元の食材を大事に使っているという事。そして、大好きなフォアグラという響きも聞こえた~~、そして、萩から届いた6キロのひらめ、という言葉も聞いたぞ! ビーフにポークに、なんだか豪華に楽しめそうな内容でした。そして、聞いたことの無い言葉も耳にしたぞ!苦笑~
さ、いよいよかな~ と、思った瞬間、目の前の白い大きな薬のタブレットのような塊に、お湯(多分お湯)が注がれました。
ええっ??? 一体なに??? と思っている間にも、この塊がぐにゅぐにゅぐにゅっと伸びて~~~
こんな風になりました^^
びっくりした~~!!! 楽しい演出ですね。
おしぼりの出来上がりなり~~♪
さあ、美味しいものに興味のある方はお付き合い下さい。
食べた気になるかも~ 私のような食いしん坊はお料理の写真を見るだけでも幸せ。ただ、よく覚えてないものが多いのですが・・・
小布施ワインが飲みたかったのですが、ボトルしかないので断念。
まずは、白のグラスワインをお願いしました。カリフォルニアのソヴィニヨンブランだったような気がします。違ったら教えて~chiakiさま~
まずは、これ。アミューズですね。
楽しい♪
でもでも、 あー、もうよくわからない^^苦笑
上のパウンドケーキのようなのが、右側が、なんとか玉ねぎと何とかが入っていて、左側のが、これが、なんと!ふきのとうのパウンドケーキ。おいしい!!!スプーンの中は赤ピーマンのムースで、中に自家製ハムとクッキーのようなものと何かが入っている。
あー、書けば書くほど、お料理の品が下がっていくような気が・・・
カトラリーは分かります。クチポールのカトラリーが使われています。
シャープなのに繊細です。
たっぷりのサラダとこれは何というのでしょう? 球体のスープという表現でいいのかな?トウモロコシのスープです。下には朝採れのトウモロコシが潜んでます。これがなんて甘くておいしいの~◎◎時間蒸したと聞いたような・・・chiakiちゃん助けて!
たっぷりの量のサラダ
フォカッチャ
私には 鶏とクロケット 中身はなんだっけ?
どれもこれも単純じゃないんです。
そして、chiakiちゃんには
いい名前ですよ~~
フォアグラ・モンブラン^^
私にとっては最高の名前です!
フォアグラモンブランの置かれたお皿はしっかりとしたガラス食器でした。
それぞれ違うものが出て来て、シェアです。
また、食べたい! 当り前じゃ、食べたいに決まってる! 美味しい~
次がいよいよ6kgの萩から届いたひらめです。
上に柿の種?を砕いてパン粉のようにして、焼いてある。
と思うのですが、下手なことは言えません。
丁寧さが違いますから下手な事を言うととっても失礼ですもの。
二人の器もそれぞれ違う食器で供されます。
供されますなんて、初めて使う言葉ですわ♪
なぜか、私には平べったい器。chiakiちゃんには丸っこい器が使われてた~~
これも正面から見ると平たく見えるけど・・・
実際はこんな風に曲線美のある素敵な器。
ブログによると
6kgのヒラメとはこんな感じでした。
でかい!!!
お次は、赤い可愛いお鍋が登場。
蓋を開けると
何やら、ソーセージのようなものが二つ。
一つはSPFポークのひれ肉 もう一つは牛肉
周りはミンチで薄く巻いてあるそうです。
この時はふーん程度に聞いてました。
それがお皿に盛られて美しくなって出てきました。
わー 楽しい♪
野菜の下はマッシュポテト。
これが美味しくて・・・きっとバターが沢山使ってあるねーと二人で同意。
盛り付けも素敵でしょ?!
運ばれてきて、うっとりでした。綺麗だぁー
私のは、和の雰囲気。
お隣りのは、また全然違った仕上がりです。
これまた素敵。
和と洋を意識してできたお肉の一品でした。
これが、美味しくて唸った~~
特にポークにびっくり!!!
正直ポークはあまり興味がない。だって、あの味でしょ!固いでしょ! と思っているあなた!!!絶対このポークを食べるべし!!!
期待を裏切られて、唖然とした~~
柔らかくて、こんなにおいしいポークは初めてでした。
勿論、牛肉もとても美味。でもポークの裏切られ感には勝てません。
亀田シェフ、素晴らしすぎです。
ここまで繊細なお料理に出会えて、幸せでした。
赤も飲んじゃいましょう。
お次は締めのお食事になりますが、今日は美味しいウニが・・・500円プラスですが。。。
同時に即答です、お願いします!
ご飯の量が少なめにもできますが、
いえ、普通で大丈夫です^^
これも、同時に即答♪
なんと!コンソメスープをかけて食べるお茶漬け風ごはんが出てきました。
ほー、眺めながら、口が自然に空きます。
ふたりともポカーン。
まいまいまいまい、まいうーーー!!!!!
に決まってます!
亀田シェフ登場。
若干35歳で、これだけ丁寧な仕事ができるなんて。。。本当に丁寧に丁寧に心を込めて料理されたものであることが、一品一品から、しっかりと伝わってきます。
一人でこつこつ凄いです。
ミシュランの星獲得とか大きな野望があるそうです。
亀田シェフのこだわりは「地元産」。
地元のだれだれさんの何々と、それぞれの一品にこだわりが現れていました。
デザートは、3種類。
チョコレートケーキ、桃のシャーベット、ブラマンジェ。
ブラマンジェは、ブリンブリン、とろんとろん。柔らかい。
これに、小布施牛乳で作られたソースがかけられました。
桃の方は
これまた何とも言いようがない
幸せじゃーーー
幸せじゃーーー
そろそろコーヒーで終わりかと思ったら、
またまた、嬉しいことにこんなお箱が。。。
もう浦島さん気分で舞い上がっちゃいます。
蓋が開けられると・・・
フランボワーズ?のギモーブと生キャラメルが鎮座してました。
ギモーブとはフランス語でマシュマロのことだとchiakiちゃんから学びました。
へー そうなのね。
時代に取り残されそうだ〜
それにしても、もう美味しくてたまらんわい!
ギモーブもいいけど、
生キャラメルが! たまりません!!!
これもふたりでシェアなので、ほんの一口ですが、色々食べさせて頂けて本当嬉しいです。
ねえ、本当にちょうど3時間だよー 見事にぴったり3時間だね~
3時間の間、黙々と、にこにこで食べ続けた幸せタイム。
驚きと感動の連続の3時間でした。
亀田シェフに本当に感謝です。
これからも応援していきたいな。
最後に締めのハーブティ。
全ての深い味をさらっと流してくれるようでした。
また、違う季節に再訪したいです。
皆様も小布施にいらっしゃる時には、ぜひ足を運んでみて下さい。
至福の時間が過ごせることと確信いたします。
最後、亀田シェフがお見送り下さいました。
有難いです。
心のこもった丁寧な対応が、見事にお料理にも表れていました。
料理人は健康でなければ、味が保てません。
高みを目指して、がんばって欲しいものです。
一緒に写真を願いましたが、写真は苦手だとか・・・
こんな柔らかい表情の亀田シェフです。
店舗情報⇒ヒトサラより
https://hitosara.com/0006057555/person.html
小布施観光ページより⇒
http://www.obusekanko.jp/enjoys/food/obuse1205.php
至福の時間をゆっくりと過ごし、その余韻を楽しみながら、のんびり歩いて、北斎の天井絵大鳳凰画で有名な岩松院へと向かいました。
では
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