峠から離れて、次の場所へと話を進めたい! そうは思うのですが、やはりこの景色はブログに残したい! そう思い、まだ首都ビシュケクから西方面の峠での景色です。
何故なら、この景色はもうやって来る事はなかったから。
キルギスの景色は、本当に目まぐるしく変わりました。決して同じような景色が繰り返されることはありませんでした。それに伴って、咲いてる花も毎日変わり、その変化の大きさは、今までの旅では経験した事のない変わりようでした。
この辺りの草原はこんな感じ。
印象に残っているのは、黄色と紫の世界だったという事。
ラナンキュルスとワスレナグサの仲間で溢れていました。
ワスレナグサの仲間は
ミオソティス・アルペリトリス・アジアティカ
亜高山帯や高山帯の乾き気味の草地に生えていますが、その形は環境によって大きく変化するとあります。
確かに、ワスレナグサはインドの高地でもネパールでもよく見ました。
私達にお馴染み、忘れな草の故郷はこんな高地なんですね。
シオガマギクの仲間も目立ってました。
アブラナ科、ツノミナズナ属
コリスポラ・シビリカ Chorispora sibilica
あんまりいい写真じゃないなー 見た目が珍しくないからね。菜の花だ~で済まされちゃいますものね。私も特に写そうとしませんでした。たまたま写ってました^^
このオレンジ色も可愛かったな~
キンポウゲ科の花は可愛い!!
ボタンキンバイだそうです。Sachiko さんより情報を頂きました。有難うございます!日本では利尻山にしか咲いていないんですって!
この子の名前はまだ分からない。。。
シソ科 フロミス属 Phlomis bracteosa のように思います。
アフガニスタン~ネパール中部の山地から高山帯下部にかけて、放牧地や林縁の草地に生えます。高さ20㎝から80㎝とあります。(ヒマラヤ植物大図鑑)
高さの低いのもあるんだぁ!
こんなに花と花の間の茎が伸びているものがあったから、どんどん背が伸びるんだと思うのですが・・・
場所によって、個体差があるのかもしれません。
いわゆる高山地帯のお花畑。
厳しい環境に生き抜く花達です。
と、もう一つ言えるのは、牧畜達の食べないものが残っているということ。
だから、珍しいものじゃなく、ごく普通に見られる景色だという事。
花をかき分け歩くのは最高です。
一日ここにいてもいいけど、そうもいかず。。。
さあ、急がねば!!!
まだまだ、今日は先が長いです!!!
そう言われて、後髪引かれながら車に乗り込んだのでした^^
では
*****