Botanic Lovers

ボタニック・ラバーズ

2024.02 岩手山裾野・七滝

感動!トロリウスに会えた@キルギス・雪どけの花の旅40

5日目、一番に見たのはこのスミレf:id:blueskymayuri:20191025174729j:plain

葉っぱの形からして、日本でも見られるキバナノコマノツメだと思います。

 

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 Viola biflora キバナノコマノツメ

Violaceae - Violoideae - Violeae
Viola biflora (Linnaeus 1753)
Native to the mountains of Europe, Canada and Temperate Asia  

 

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イリス・ルテニカの群生も見れました。

イリス・ルテニカ ナナというとマンシュウアヤメのことを言うみたいで、日本でもわずかに見られるようです。

背丈が低くく、地面からぼつぼつぼつと飛び出している感じです。

表現が難しい~~苦笑 

 

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Iris ruthenica イリス・ルテニカ

Iridaceae - Iridoideae - Irideae
(Beardless Iris)
Iris ruthenica (Ker Gawler 1808)
Native to Kazakhstan, Kyrgyzstan, China, Korea, Mongolia, Siberia

 

これらの植物が見られたのは、こんな環境の場所。まだそんなに高地にはなっていません。道路わきの斜面で見られます。

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雪山目指して、高度を上げて行きます。なんて気持ちいいの~!

谷の奥深い所まで、川沿いの道を登って行きます。

 

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とっても清々しい気持ちのいい景色で、アジアのスイスと言われる所以も納得できます。いい景色だわ~

 

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こうやって見ると、けっこうな坂を上って来たこと! 車がいいので、苦労せず、ぐんぐんと登ります。これがインドだったら大変~~ ひゃーです! 突然、インドが出てきましたが、ほんと大変なんだから~~~

 

いやー、この景色。お洒落な教会でも立ってれば、まさにスイスです♪

 

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どんどんと登って、車はSTOPしました。

休憩かな?

と思ったけど、クリスポイントの様です。クリスポイントというのは、Flora of Silkroad という本を書いたクリスが停まったポイント。このツアーはその地点を辿っている旅なのです。

 

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目の前に聳え、連なる雪山は迫力満点。

青空に映えて、心を占領されてしまいます。ド迫力だな~

 

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ここでは何が見れるのかな~?

その前にトイレトイレ。 標高が高くなると、本当に何度も何度トイレに行きたくなって困ります。仕方ないけど、どんどん水分取って、どんどん出すのが、高山病予防の秘訣です。

 

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のんびり歩いていると・・・ だってだって、急ぐと呼吸が・・・

と言っても、まだそんなに高くないかな・・・3000m近くあるのかな。そんなもんです。なんちゃって^^

遠くで、皆の歓喜の声が聞こえるでは無いですか!何が咲いてるの?

 

オーマイゴッド!!!

これが! ですよね??? って、疑う必要もなく、トロリウスちゃん!!!

フレッシュじゃないけど、この子がお初のトロリウスでした! 嬉しい!

 

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そして、この子が二番目

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おー 想像通り素敵です♪ 

皆はもうずいぶん先の方迄斜面を上がって行ってて、なにやら真剣に写してます。

あそこへ行けば、もっとたくさん見れるのかな? なんせ、この子、とっても小さいのです。だから遠目には確認不可能。

咲いてるの???

 

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返事をするどころじゃなく、皆忙しそう。

上の写真で、よーく見ると、足元辺りに小さな白い花が見えますか? シロツメグサよりはうんと大きいですが、うーん、うんとではないかな? 直径約4㎝程度のトロリウスが辺り一面に咲いてました。

地面から、この子も、ぼこぼこと飛び出て咲いてます♪

 

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後ろ姿 少し青みを帯びているところが魅力的なの

 

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開くと、また素敵な顔でしょ?!

この造形美は神のみぞ知る技!!!

凄い~~~

出てきた言葉は、なんじゃらほい!!!なんじゃらほい!!!

 

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なんなの~~ おまえさんは~~ なんて綺麗なの~~

 

 

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閉じたり、開いたりを繰り返しているようです。

 

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さあ、もう止まりません! シャカシャカタイム始まりです! シャカシャカはもちろんシャッターを切る音。 頭がフル回転し始めます。とてつもなく拙いテクニックなのです。 どれぐらいの絞りにすればいいのか、どこにピントを合わせるのがいいのか、出来る限りの経験を駆使して、この世界をどうにか表現したい。

この場に及んだら、とにかく、今までの経験で頭が勝手に動いてくれるでしょう。

一番大事なのは、トロリウスと気持ちを合わせる事かな???

自分の状態をとにかく落ち着かせて、、、見つめます。

どの子が私を呼んでるかな?

 

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やっぱり雪山バックですよね。

 

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雪山ぼかして、トロリウスを強調してみました。

 

 

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どうにか空気感が伝わりましたでしょうか?

 

とにかく必死で斜面に寝そべって写しました。

青空の美しい日で、本当に嬉しかったです。

 

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Trollius lilacinus トロリウス・リラキヌス キンポウゲ科

Ranunculaceae - Ranunculoideae - Adonideae
Trollius lilacinus (Bunge 1835)
Native to Siberia, Central Asia, China (Xinjiang), Mongolia

 

まるで秘境の天使です。

この地球で人知れず咲く花達のお陰で地球のエネルギーは正常に保たれているように思えます。人が引き起こす不自然なエネルギーバランスをこの花達が支えてくれているような気がします。

特に、この可愛いパラボラアンテナの力は素晴らしく感じました。

 

今日も千葉ではかなりの災害が起こっているようです。

被害が少しでも少なく終わりますように。

これからもきっとまだまだ続くようにも思います。

人が引き起こしたつけも廻ってきているのでしょうか?

地球規模だけでなく、宇宙規模での問題でしょうか?

自然の力に従うしかありませんが、注意して、元気で健やかに過ごしたいものです。

 

これからの若者たちに、いい環境を残せますように。

 

では、続く

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