5日目、一番に見たのはこのスミレ
葉っぱの形からして、日本でも見られるキバナノコマノツメだと思います。
Viola biflora キバナノコマノツメ
Violaceae - Violoideae - Violeae
Viola biflora (Linnaeus 1753)
Native to the mountains of Europe, Canada and Temperate Asia
イリス・ルテニカの群生も見れました。
イリス・ルテニカ ナナというとマンシュウアヤメのことを言うみたいで、日本でもわずかに見られるようです。
背丈が低くく、地面からぼつぼつぼつと飛び出している感じです。
表現が難しい~~苦笑
Iris ruthenica イリス・ルテニカ
Iridaceae - Iridoideae - Irideae
(Beardless Iris)
Iris ruthenica (Ker Gawler 1808)
Native to Kazakhstan, Kyrgyzstan, China, Korea, Mongolia, Siberia
これらの植物が見られたのは、こんな環境の場所。まだそんなに高地にはなっていません。道路わきの斜面で見られます。
雪山目指して、高度を上げて行きます。なんて気持ちいいの~!
谷の奥深い所まで、川沿いの道を登って行きます。
とっても清々しい気持ちのいい景色で、アジアのスイスと言われる所以も納得できます。いい景色だわ~
こうやって見ると、けっこうな坂を上って来たこと! 車がいいので、苦労せず、ぐんぐんと登ります。これがインドだったら大変~~ ひゃーです! 突然、インドが出てきましたが、ほんと大変なんだから~~~
いやー、この景色。お洒落な教会でも立ってれば、まさにスイスです♪
どんどんと登って、車はSTOPしました。
休憩かな?
と思ったけど、クリスポイントの様です。クリスポイントというのは、Flora of Silkroad という本を書いたクリスが停まったポイント。このツアーはその地点を辿っている旅なのです。
目の前に聳え、連なる雪山は迫力満点。
青空に映えて、心を占領されてしまいます。ド迫力だな~
ここでは何が見れるのかな~?
その前にトイレトイレ。 標高が高くなると、本当に何度も何度トイレに行きたくなって困ります。仕方ないけど、どんどん水分取って、どんどん出すのが、高山病予防の秘訣です。
のんびり歩いていると・・・ だってだって、急ぐと呼吸が・・・
と言っても、まだそんなに高くないかな・・・3000m近くあるのかな。そんなもんです。なんちゃって^^
遠くで、皆の歓喜の声が聞こえるでは無いですか!何が咲いてるの?
オーマイゴッド!!!
これが! ですよね??? って、疑う必要もなく、トロリウスちゃん!!!
フレッシュじゃないけど、この子がお初のトロリウスでした! 嬉しい!
そして、この子が二番目
おー 想像通り素敵です♪
皆はもうずいぶん先の方迄斜面を上がって行ってて、なにやら真剣に写してます。
あそこへ行けば、もっとたくさん見れるのかな? なんせ、この子、とっても小さいのです。だから遠目には確認不可能。
咲いてるの???
返事をするどころじゃなく、皆忙しそう。
上の写真で、よーく見ると、足元辺りに小さな白い花が見えますか? シロツメグサよりはうんと大きいですが、うーん、うんとではないかな? 直径約4㎝程度のトロリウスが辺り一面に咲いてました。
地面から、この子も、ぼこぼこと飛び出て咲いてます♪
後ろ姿 少し青みを帯びているところが魅力的なの
開くと、また素敵な顔でしょ?!
この造形美は神のみぞ知る技!!!
凄い~~~
出てきた言葉は、なんじゃらほい!!!なんじゃらほい!!!
なんなの~~ おまえさんは~~ なんて綺麗なの~~
閉じたり、開いたりを繰り返しているようです。
さあ、もう止まりません! シャカシャカタイム始まりです! シャカシャカはもちろんシャッターを切る音。 頭がフル回転し始めます。とてつもなく拙いテクニックなのです。 どれぐらいの絞りにすればいいのか、どこにピントを合わせるのがいいのか、出来る限りの経験を駆使して、この世界をどうにか表現したい。
この場に及んだら、とにかく、今までの経験で頭が勝手に動いてくれるでしょう。
一番大事なのは、トロリウスと気持ちを合わせる事かな???
自分の状態をとにかく落ち着かせて、、、見つめます。
どの子が私を呼んでるかな?
やっぱり雪山バックですよね。
雪山ぼかして、トロリウスを強調してみました。
どうにか空気感が伝わりましたでしょうか?
とにかく必死で斜面に寝そべって写しました。
青空の美しい日で、本当に嬉しかったです。
Trollius lilacinus トロリウス・リラキヌス キンポウゲ科
Ranunculaceae - Ranunculoideae - Adonideae
Trollius lilacinus (Bunge 1835)
Native to Siberia, Central Asia, China (Xinjiang), Mongolia
まるで秘境の天使です。
この地球で人知れず咲く花達のお陰で地球のエネルギーは正常に保たれているように思えます。人が引き起こす不自然なエネルギーバランスをこの花達が支えてくれているような気がします。
特に、この可愛いパラボラアンテナの力は素晴らしく感じました。
今日も千葉ではかなりの災害が起こっているようです。
被害が少しでも少なく終わりますように。
これからもきっとまだまだ続くようにも思います。
人が引き起こしたつけも廻ってきているのでしょうか?
地球規模だけでなく、宇宙規模での問題でしょうか?
自然の力に従うしかありませんが、注意して、元気で健やかに過ごしたいものです。
これからの若者たちに、いい環境を残せますように。
では、続く
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