2014年3月7日の記事です。
ここはアルゼンチン・バリローチェ郊外、カテドラル山(2388m)。
6人乗りリフトで登り、そこからビオラを探しながら歩き始めました。
もちろん他の高山植物も綺麗に咲いています。眼下にはナウエル・ウピア湖が広がり素晴らしい景色です。
今日の目的は、ビオラ・コルムナリス。
少し大きめの花が咲き、ビオラ・コチレドンに似た感じです。少々時期遅しで、萎れた花をつけた株がたくさん見られます。
ないかな~~
ないかな~~
と、最初に 探しあてたのがこの子。
(↑このブログを書いてから、わかりました。この子はビオラ・サックルスでした。唇弁に線がないですね。)
白花で清楚。株もしっかりとした瑞々しい株でした。
これがどのくらいの大きさかというと、↓の写真を見て頂ければイメージが湧いて頂けるでしょう。
何度もしつこい~と、言われそうですが、ちっちゃーーい、です!笑
どうしてこんな小っちゃいものをわざわざ遠くまで見に~~と、よく言われます。どうぞ、どうぞ、勝手に仰って下さいまし。私には、とっても面白いの。
ほっといて~~~笑
と、それはいいとして、一生懸命探した甲斐あって、どんどん花付きのいい株が現れ始めました。
紫も・・・
↓懸命にビオラを探しているKENさん。
ビオラは陰に隠れてて、「私はここよ。早く見つけて~。この美貌を見てちょうだい。」 って、囁いてるみたい。おーい、美女のお前はどこだ?
いい株は無いかしら?
どれも終わりそうね。。。と、とっても不満そう。
その時です。
「あった~! これよ、これが私が皆に見せたかったフレッシュな株よ。」
と指差してくれたのはこの子。
確かに、、、フレッシュでイキイキしてます。
やっと咲きたての株が見つかりました。
ガイドMさん、ホッと一安心したのでしょう。もうめちゃくちゃ、にこにこ顔に変わりました。
「もっともっといいのを見て欲しいのに残念だわ~」
「いいえいいえ、満足です。」
そんな会話をしてたら、本当に最後の最後に見目麗しき美人に出会えました。
おおー!
岩場の宝石のように輝いていました。
このロゼットビオラの姿。
忘れられません。素敵でした。
ビオラ・コルムナリスの柱頭はこんなです。
下を向いてるからよく分からないけど、なんだか平面がありそうですね。
一杯並べてみました。
角度によって色々に見えますが・・・平面が下を向いているようですね。
さ、次はビオラ・サックルスを見に行きましょう。
空を見上げると遠くにコンドルが飛んでました。
まさに、これが「コンドルは飛んで行く」なのねー
遥か昔、ペルーで聞いた素朴な笛の音を思い出しました。
まだ20代だったあの時、若かったな。
これからは、いぶし銀の輝きで頑張るかな~
では
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