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2024.02 岩手山裾野・七滝

チリ・アルゼンチン ロゼットビオラの花旅 26 2013.12

2014年3月7日の記事です。

ビオラ・コルムナリス@ロゼットビオラの旅 26

ここはアルゼンチン・バリローチェ郊外、カテドラル山(2388m)。

6人乗りリフトで登り、そこからビオラを探しながら歩き始めました。

もちろん他の高山植物も綺麗に咲いています。眼下にはナウエル・ウピア湖が広がり素晴らしい景色です。

今日の目的は、ビオラ・コルムナリス。

少し大きめの花が咲き、ビオラ・コチレドンに似た感じです。少々時期遅しで、萎れた花をつけた株がたくさん見られます。

ないかな~~

ないかな~~

と、最初に 探しあてたのがこの子。

         1img_5724

(↑このブログを書いてから、わかりました。この子はビオラ・サックルスでした。唇弁に線がないですね。)

白花で清楚。株もしっかりとした瑞々しい株でした。

これがどのくらいの大きさかというと、↓の写真を見て頂ければイメージが湧いて頂けるでしょう。

何度もしつこい~と、言われそうですが、ちっちゃーーい、です!笑

どうしてこんな小っちゃいものをわざわざ遠くまで見に~~と、よく言われます。どうぞ、どうぞ、勝手に仰って下さいまし。私には、とっても面白いの。

ほっといて~~~笑

と、それはいいとして、一生懸命探した甲斐あって、どんどん花付きのいい株が現れ始めました。

     

紫も・・・

↓懸命にビオラを探しているKENさん。 

ビオラは陰に隠れてて、「私はここよ。早く見つけて~。この美貌を見てちょうだい。」 って、囁いてるみたい。おーい、美女のお前はどこだ?

 ガイドの植物学者Mさんも一生懸命探しています。

いい株は無いかしら?

どれも終わりそうね。。。と、とっても不満そう。

その時です。

「あった~! これよ、これが私が皆に見せたかったフレッシュな株よ。」

と指差してくれたのはこの子。

確かに、、、フレッシュでイキイキしてます。

やっと咲きたての株が見つかりました。

     

ガイドMさん、ホッと一安心したのでしょう。もうめちゃくちゃ、にこにこ顔に変わりました。

「もっともっといいのを見て欲しいのに残念だわ~」 

「いいえいいえ、満足です。」

そんな会話をしてたら、本当に最後の最後に見目麗しき美人に出会えました。

おおー!

岩場の宝石のように輝いていました。

このロゼットビオラの姿。

忘れられません。素敵でした。

ビオラ・コルムナリスの柱頭はこんなです。

下を向いてるからよく分からないけど、なんだか平面がありそうですね。

     

一杯並べてみました。

角度によって色々に見えますが・・・平面が下を向いているようですね。

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さ、次はビオラ・サックルスを見に行きましょう。

 

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空を見上げると遠くにコンドルが飛んでました。

まさに、これが「コンドルは飛んで行く」なのねー

遥か昔、ペルーで聞いた素朴な笛の音を思い出しました。

まだ20代だったあの時、若かったな。

これからは、いぶし銀の輝きで頑張るかな~

では

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