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モーリシャスの旅 その7

2008年4月29日 (火)

15年前の昔のブログの記事をお引越ししました。よかったら是非どうぞ。

モーリシャスの旅 7 パンプルムース植物園

パンプルムース植物園といっても、誰が知る??モーリシャスにこんなに有名な植物園があるなんて・・・私もついこの間まで知らなかった。

ええっ?!モーリシャスに有名な植物園があるの?!植物園の存在を知ったとき、旅への期待は何倍にも膨らんだのでした。行ってみたい!!!名前もいいじゃん!パンプルムースって覚えやすい。。。

多くの時間を割くことはできませんでしたが、行って来ました!!!大興奮の巻でした。

メインゲート:1862年にロンドンのクリスタル・パレスで開催された国際展覧会で1等賞?を受賞したといわれているヴィクトリアン・スタイルのゲート。

タクシーが大通りの角を曲がった途端、目の前に現れた優雅な植物園のメインゲート。うぉおおお!!!まさにイギリスだーーー。シンガポールの植物園のメインゲートの3倍ぐらいの長さはあります。

モーリシャスの人々の暮らしぶりはけっして豊かではありません。そんな貧しい生活レベルの街並みに目が慣れた頃、余りにかけ離れた優美な存在にちょっと度肝を抜かれたような、そんな感覚に捕らわれてしまいました。かなり後に下がっても写真に入りきりませんでした。

すごい!!!それに、中から感じる木々の気が!ここも気が満ちてる!!!

この植物園すごいかも。。。

それにそれに嬉しかった!!!何が嬉しかったか・・・それは20年前大好きだったシンガポール植物園メインゲートが甦ってきたような感覚を覚えたのです。同じテイストです。いいなあ。優雅でとても女性的なメインゲートです。

この植物園、正式名称は、1988年にモーリシャス独立時の初代首相の墓が設置され、彼の名をとって「サー・シーウーサガー・ラングーラム植物園」となったそうです。以前はこの植物園がある土地の名をとって、パンプルムース植物園と呼ばれていました。今でも多くの人は昔からの名前を呼んでるそうです。

東インド会社との交易が盛んになるにつれて、薬用植物が研究用にたくさん植えられ、1767年、植物学者でもあったピエール・ポワヴルが提督として着任した際に、スパイスの木が集められ、南半球としては、初の本格植物園として開園したそうです。

シンガポールと同じですね。シンガポールでは提督がラッフルズさんでしたね。シンガポールラッフルズが今の植物園の前身のスパイスガーデンをフォートカニングに造ったのは、約60年後ぐらいですね。

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この植物園、広くて迷子が続出。そこでぼったくりのいい加減なガイドが現れ始め、10年前から正式なガイドが登場したそうです。約1時間のガイドらしい。どんなガイドさんに出会えるか楽しみ。ゲートを入ってすぐのところにガイドさん達が待っていました。

おおっ、モアイちゃん。モアイって分かりますよね。ブログ左下にモアイちゃんいるでしょ?!なんだかモアイ像みたいな感じの人が近づいてきて、私達のガイドになってくれました。ボンジュール!!!

パパさんが調子に乗って、「彼女はシンガポール植物園のボランティアガイドをやってるんです。」なんて言ったものだから・・・お恥ずかしや。

でもでも、そのお陰で盛り上がりました!会話が!!!張り切っちゃいましたね、モアイさん。そりゃそうですね。

モアイちゃんがあれを見ろ!!!っていうと、私が「おおっ!○○!!!」って、名前を言って驚くから、モアイさん大喜び。あっちも見ろ、こっちも見ろって大忙し。私も全てが大きいものだから、そりゃ驚くんだわさ~~パパさんも楽しくなって、3人にこにこの1時間でした。

さて、一番最初に見たのはバオバブ(アフリカ種)

でか~!!!皆で手をつないで10人で囲めるかな?

葉をつけたバオバブマダガスカルでもなかなか見れないと聞く。マダガスカルで葉っぱをつけたバオバブを見たい!!!マダガスカル行きの願いは今回叶わなかったけれど、まさに目の前に葉をつけたバオバブが!それも見たかった幹の太いバオバブが。 植物に興味の無いパパさんが声を上げた!!!

おおーっ、こりゃー、僕でも凄いと思うよ!!!

その横のちょっとばかし太目の樹に実がたくさんぶら下がってる・・・モアイさん、これ何?

バオバブの実だよ。」「ええっ、バオバブの実?!?!」「うそ~~?!!!」

もうかなりハイテンション。

この人モアイさん。 ねっ、分かるでしょ?。

それより、それより、これがバオバブの実。

ぼこぼこぶら下がってました。

     

バオバブは約250種類があり、オーストラリア・マダガスカル・アフリカに多く分布しています。モアイさん、木の下に置いていた種を持ってきて、もって帰って植えろって。。。盆栽にいいよって、種をくれました。

超嬉しい、ありがとう!!!

中にコーヒー豆ぐらいの種がたくさん入っていました。モアイさん、とっても素朴でいい人。

バオバブは「星の王子さまサンテグジュペリでお馴染みですね。その独特の樹型から、悪魔が大木を引き抜いて、逆さまに突っ込んだともいわれている樹です。バオバブは幹に水分をたくわえており、乾季になると葉を落とし休眠し、休眠中はその水分で生きのびます。

    

ウイキペディアによると、

バオバブ(Baobab,Adansonia)はアオイ目パンヤバオバブ属の植物の総称。アフリカ、マダガスカル、オーストラリアのサバンナ地帯に多く分布する。幹は徳利のような形をしており、高さは約20メートル、径は約10メートルに及ぶが中は空洞になることが多い。葉は幹の上部につき、乾季に落葉する。花は白色で大きい。果実はヘチマのように垂れ下がり、堅い。果肉は食用・調味料とする。また、若葉を野菜として利用する。

サン・テグジュペリの『星の王子さま』では、星を破壊する巨木として描かれている。浜名湖花博において日本では初めて屋外で開花した。

バオバブは観葉植物にもなり、盆栽型に仕立てることもできる。

とあります。

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バオバブは人気の樹ですね。

幹に耳を寄せると水の音が聞こえるともいわれます。

モアイさんとの楽しい散策

また続く

では

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