湖が見え始めてからは、道なき草原を4駆のジープはぐあんぐあんと悪路を走り抜け、午後2時頃、ソンクル湖の目的のユルタに到着しました。
景色に圧倒されて、車の中からただただぽかーん。
凄い所だわ~~
ソンクル湖は標高3016m・外周278km・幅29㎞・縦18kmの水天一碧という言葉がぴったりの湖である。とあるHPに書かれていました。この日は雲が少々かかっていましたが、まさに水天一碧なんて、いい表現です。
遊牧民は6月~9月にかけてソンクル湖周辺にユルタを建て移住し、家畜を放牧させるのだそうです。それ以外の季節は深い雪に閉ざされ、雪のない5月から10月の夏の間だけアクセス出来るソンクル湖です。
今日はユルタでランチです。
お腹空きました♪
ほほほ、てんとう虫がいっぱいのテーブルクロスが迎えてくれました。洋服も赤がいっぱい。履いてるフェルトの履物が可愛いです。
こんな僻地の僻地で、こんな可愛い食事とは・・・素敵なおもてなしに疲れた頭がピシッとしました^^
必ず出て来るスープ。今日はラビオリみたいなパスタが入ってます。
そして、これまたお馴染みキュウリとトマトのサラダ。
↑ の右側の膨らんだお菓子の様なのは、ボルソック。
遊牧民にとって、小麦粉は定住民とのかかわりで得られるもの。昔はとても貴重なもので、祝いの宴会なのでしか出てこなかったもののようです。
小麦粉を練って、薄く延ばし、5㎝四方に切り、油で揚げたものです。小麦の生地に卵や塩を練りこむこともあるそうです。
↑ の左側の練乳がかかったようなお菓子はチャクチャク。
かじった時の音から出来た名前の様です。
これらの食べ物は中国の影響を受けているようですね。
中国→モンゴル→キルギスかな?!
メインはマンテゥ(饅頭)の大きいバージョン♪
ソンクル湖のあるナリン州は山がちなキルギスでも特に山深い州。ロシア人も目立つ首都ビシュケクやウズベク人が多い南部オシュとも異なりこの地に住む人々の99%はキルギス人。
ユルタの中を見せて貰いました。
キルギスの国旗はユルタの天井部分がデザインされてます。
へー、でしょ?!
女性陣で記念撮影♪
日本人と顔がそっくりですよね。衣装を変えたら、さっぱり何人か分からない^^
美味しいランチで小休止出来ました。
さあ、花を見ながらコチコルまで帰りましょう。
うす紫色のサクラソウは
Primula serrata
Primulaceae - Primuloideae
Primula serrata (Georgi 1775)
Native to Central Asia, Siberia, Mongolia
黄色いキンポウゲ科の花は
Ranunculus alberti
Ranunculaceae - Ranunculoideae - Ranunculeae
Ranunculus alberti (Regel & Schmalhausen 1877)
Native to Central Asia, China, Nepal
出来ればここに泊まって、星空を眺めてみたい。
命の洗われるソンクル湖。
命の尊さを教えてくれる場所でもありました。
コチコルへ戻ります。
では
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