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二ッ箭山

なかむらや旅館@飯坂温泉

あんぽ柿ツアーのお宿は飯坂温泉のなかむらや旅館。

去年は共同浴場の波来湯を利用しましたが、今年はお泊り。

なかむらや旅館はじつは建物が国登録有形文化財となっているとても貴重な存在。行ってみて納得の瀟洒なとてもいい宿でした。

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 飯坂温泉の中心部、飯坂温泉の発祥の地と言われる共同浴場鯖湖湯のすぐそば。漆喰土蔵作りが目を引く老舗旅館です。レトロ感あふれる佇まいで鎮座してました。

素敵です。

建物は江戸期、明治期の二棟からなり、当時江戸時代、木造3階建の建物は大変珍しく多くの見物客があったと言われています。

「こんにちは!遅くなりましたぁー」

「ようこそ、おいで下さいました。お待ちしていました。」

入ると、すぐ目の前に囲炉裏のある空間が現れます。そして女将さんがきちんと正座してお迎え下さいました。

私達もあわてて(笑)、身を低くし、膝をつきご挨拶^^

いいですね~

久しぶりに手をついてご挨拶させて頂きました。

 

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帳場など懐かしい風景ですね。

帰りに最後の最後、慌てて写したもので、まがっちょる・・・苦笑

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床や欄干など、木を磨くだけでも大変ですね。

一階の廊下には90㎝幅のケヤキの一枚板が敷き詰められていて、漆(うるし)を何度も何度も(4回)塗って維持してらっしゃるそうです。

 

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私が一番好きだったのは、障子の桟の意匠。こんなのが作れる人、今でも現存かな?

綺麗だぁ~~~♪

 

お客様は一日4組限定だそうです。今回私たちは7名で、明治館貸し切りで2階と3階を使わせて頂きました。各階3間続きのお部屋を利用して、各階一組のお客様をご案内していらっしゃるのですね。お食事を2階で、寝るのを3階で利用させて頂きました。こんな寛ぎ方が出来るなんて、ゆったりのんびり過ごす事が出来ました。

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 あけびの肉詰めを初めて食べました。
古関裕而の大好物、紅葉漬けはサケの米麹漬け。これが好きだったなんて、本当は古関裕而は酒飲みだったのかもね~って、誰かさんが言ってました^^

 

↑ なかむらや旅館HPより
秋の味覚、「あけびの肉詰め」 | 飯坂温泉 なかむらや旅館 公式ページ (iizaka-nakamuraya.com)

 

さて、お湯は・・・

飯坂の湯は熱い~~!!! お水で冷ましてもいいとお許しを頂いていたので、がんがんホースで足すんだけど、なっかなか冷めないの~~ でも、地元の人は当たり前のようにこの熱いお湯に入るのだそうです。慣れとはおぞろじぃいいい!笑

 

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お風呂はそんなに大きくありません。でも貸切風呂で使う事が出来ていいです。

↑は寛ぎの湯。

←なかむらや旅館HPより

もうひとつの与右衛門の湯はすぐそばの公共浴場の鯖湖湯が改装された時、それまで使われていた寒水石(御影石)を譲り受けて、洗い場と湯船に使用したのだそうです。いい使われ方をして石も喜んでますね♪ 

すっかり気持ちよくなってお休みなさい。

 

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朝ごはんです。

じつは前の晩の夕ご飯、美味しいのだけど、、、皆してお腹が・・・いっぱいで・・・苦しくて食べれない・・・状態だったのです。お昼をたくさん食べて、またおやつをたくさん食べて、そのあと、またくろだ果樹園で林檎食べて・・・歩きもせず、車であっという間に飯坂温泉。お腹がすいてない・・・申し訳ないです~~

あー、ゆっくり寝て・・・

気持ち新たに、ご飯です^^

朝ごはんはめちゃ美味しかった~~

手作り豆腐もぅまぅま~ 飯坂温泉で有名なラジウム玉子も飯坂に来た気になります!

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それに何といっても特記すべきは女将さん、そして若女将さんの素晴らしいおもてなしです。一生懸命のおもてなし。誰かさんがTVで言ったからでは無いですが、なんといっても一番大事なのは言うまでもなくおもてなし

だから、私は直に女将さんと触れ合える小さな宿が大好きです。

最後まで手を振ってお見送り頂いたお二人の笑顔がまだ目の前に浮かびます。

 

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この笑顔の裏に芯の強さが光ります。どれだけの壁を乗り越えていらっしゃったことか・・・

とくに東北大震災は大打撃であったことと思われます。

気持ちはいくらあっても実際に行動するのは並大抵ではないです。これだけの建物を維持していくのは本当に大変です。壊れれば、再現できないものが多々あることでしょう。材ひとつにしても新建材を使うこともなかなか躊躇われるでしょう。手の込んだ建築意匠を再現する人ももういないでしょう。レベルを下げずに維持していくのにはそれなりのご縁や財力が必要。すべて、主の人間力なのでしょう。

ここまで本当にご苦労様です。

私達もご縁を頂き、いい時間を過ごさせて頂きました。

有難うございました。

また足を運ばせて頂きたいと思います。

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なかむらや旅館→

iizaka-nakamuraya.com

 

では

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