Botanic Lovers

ボタニック・ラバーズ

2024.02 岩手山裾野・七滝

クロアチアの国花アイリス@ザグレブ植物園 クロアチアの旅1

最終日、首都のザグレブで、少ない時間を割いて、花好きの為に植物園に行くチャンスを頂きました。

嬉しい!!!

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ここがイェラチッチ広場。この方が英雄のイェラチッチ総督です。かつて、ユーゴ時代には共和国広場と言われていました。

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地下に泉が湧くマンデュシュバッツ噴水。

クロアチア人、花好きの様です。公園の花壇も、ちょっとした処にある花の植栽の綺麗なこと!!!

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植物園には、街の中心にあるイェラチッチ広場からトラムに乗って・・・電車代約50円。それに30分乗り放題。安い!!!

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3個目のザグレブ中央駅で下車。徒歩5分位で行くことが出来ます。

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この辺りはミニウイーンと言われている地域だそうです。何となくそれらしい雰囲気のある建物が見られます。

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わー、ベニバナトチノキが見事に花盛り♪

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向こうに見えるのは、エスプラネードホテル。かつて、オリエンタル急行が停車していた時代、オリエンタル急行のお客様を迎えた5星ホテルだそうです。

白花のセイヨウトチノキマロニエ)もいたる所で花盛りでした♪ まさに春到来のいい季節~~

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お! ボタニカルガーデンというバス停発見!!!

左手に広々した緑が見えてます。ここですね~~

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 1889年からと書いてあるので、歴史ある植物園ですね。

 

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少しだけ、イギリスっぽさを感じた鉄の扉。

中はどんなでしょう?

正直言うとね、荒れてた~ ぼうぼうの草っぱらが広がってました♪ でも、かつて植えられたであろう威風堂々とした樹木が数本残っていて、植物園の威厳をかろうじて保ってました。

でもでも、緑いっぱいの空間には、やっぱり癒されます。

クロアチアの青い海の夢」というブログの著書の方が、上手く表現してらっしゃるその通りでした。
写真がとっても綺麗です。
見てみて下さい。⇒https://hrvatska.exblog.jp/tags/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%9C%92/

 

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ギョウジャニンニクかな? プリトヴィッツェで沢山見ました。

どこを歩く??? なんていいながら、遠くを見渡すとアイリスが!!! 旅の間、いっぱい見たのに全然写せていないクロアチアの国花アイリス

見たい!!!ということで、アイリスを見に行きました。

イデモ!!!アイリス!!!

イデモというのは行きましょう!というクロアチア語。いつも皆で叫んでました。イデモ~~!!!

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旅の途中、車の中から、おお!!!おお!!!と、歓声ばかりあげたアイリスの群生。山の斜面が本当に真っ青な海でした。大袈裟じゃなんだから・・・^^

やっとゆっくり見れました^^

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ちゃんとした学名はよくわからないのですが、クロアチアの人はペルニカ(Perunica)と呼ぶそうです。Iris Croatia ともいうようです。ジャーマンアイリスに似てますね。

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虫が黄色の色につられて入って行く唇弁の毛がふさふさですね。

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ここでもう一つ、皆でへーーーと言ってみたものはこれ。

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途中で接ぎ木してありますよね。

皆でこれフジ??? と言いあった木。なんとかjaponicaと書いてあったのです。ちゃんと樹名板を写さなかった~~アホだわー

藤だとしたら凄い!!!

足利フラワーパークに行けば、これぐらいの大きさの藤もあるかな?

いずれにせよ、枝ぶりが綺麗!

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カッコいい~~

第一次、第二次大戦、そして1995年までクロアチアでは内戦が発生しています。ザグレブ植物園は資金不足に陥り、一時的に閉園となっていたようですが、どうにか現在は一般公開されている状態の様です。

予算繰りが難しそうな印象を受けました。

維持する力がもっともっとパワーアップされることを切に願います。

 

ザグレブ植物園は、元々ザグレブ大学において植物学分野では最初の教授であったブフスラフ・イルシュ(Bohuslav Jiruš)が、大学での教育のための植物園として発案したものだった。それは、ブフスラフ・イルシュの後継者の手によって実行に移されることとなり、1889年にザグレブ大学の教授であったアントン・ヘインツ(Anton Hejintz)によってザグレブ植物園が設立された。(ウィキペディアより)

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日本的な庭園もありました。

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セイヨウトチノキ(マロニエ)

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この黄色のマメ科の木も綺麗でした。とにかく、山でも、町でも、黄色いマメ科の花だらけだった~~♪ 

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思いもかけなかった植物園散策。

嬉しかった~~♪

国民の生活レベルと植物園の状態って、正比例するんですよね。一人の人間の強い思いによって生まれた植物園、国によって、よりしっかりと保護されるまで、植物園を愛する思いが、細くとも、しっかりと受け継がれ続けますように。

そう願って植物園を後にしました。

では

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