Botanic Lovers

ボタニック・ラバーズ

2024.02 岩手山裾野・七滝

花の桃源郷フンザを歩く 4

2014年4月26日(土)

花の桃源郷フンザを歩く 4

パキスタン、3日目の朝を迎えました。

場所はベシャムのPTDC(詳しく言えばPAKISTAN Tourism Development Corporation )のホテル。飛行場から続くバスの超長旅でぐっすり?ぐったり?と眠りました。少し底冷えのする気温ですが、川の流れが聞こえて、外へ出てみたら気持ちいい~。そうそう、ホッカイロがとても役立ちました。

パキスタン国民宿舎みたいなものかしら?

シンプルですが悪くない印象です。

ところが、朝ご飯をお皿にとっているところで停電。ふふふ、その為にちゃんとヘッドランプを首からぶら下げて朝ご飯へ行ってて、ラッキー! 噂に聞いてはいたけれど、初めての停電なので、写真に撮ろうとしたらちょうど電気がつきました!という写真が上の写真^^

ブッフェスタイルの食事。卵とパンしか写ってないけど、ちゃんとカレーもありました。テーブルクロスはバーバリー???笑

この後、他のホテルでも停電は何度か経験したので、ヘッドランプは必須です。

  

今日はいよいよカラコルムハイウェイをどんどん北上して、フンザ地域のカリマバードへ向かいます。

カリマバードまで行けば、同じホテルに4連泊するのでゆっくり滞在できます。

今日もまた覚悟のバスの長旅だぁ。

4時半起きの5時朝食、6時出発。バスで寝ようっと!

何故出発が早いか?それは、とにかく早く出発しなくては、ここからは治安上、警察官がバスに乗ってきて同行したり、警備車が前を先導したり、チェックポイントも何カ所もあってとっても時間を取られるのだそうです。

ホテルの前にはライフル銃を持った警備員が。そのうちライフル銃には慣れてきましたが、やはり気持ちいいモノではないです。

   

私は、機関銃より植物に興味があって、前庭にある大きな大きなインドゴムの木ばかり眺めてました~ 結構ここは寒いけど、インドゴムがあるんだ・・・なんて思いながらバスに乗り込みました。

カラコルムハイウェイ(KHH)はパキスタンと中国を結ぶ道路です。7000m峰の山々をバックに、迫る氷河を避けるよう川沿いに建設された道路。古くから多くの法曹や隊商たちが通った道ですが、自動車が通れる道となったのは1978年のこと。中国とパキスタン両国の国家事業として20年がかりで出来上がったそうです。

終点は中国の新疆ウイグル自治区カシュガルで全長1300キロのアドベンチャーロード。国境を横断する道路としては世界一高い所を通る道路です。

さ、インダス川沿いを走る断崖絶壁。そうイメージしていた通り?うんにゃ、それ以上の道が現れ始めましたぞ。なんだか運試しのハイウエイだわ~苦笑 ま、天任せ~

警察の車が先達なので、順序良く並んで走るしかないのです。スピードもだせず、止まれもせず、ただ走るしかない。でも、車窓の景色が面白いので興味津々で見てました。右側はずーっとインダス川です。あー、これがあの社会の授業で習ったインダス川なのね~名前だけは知ってるよ^^ 

 

   

時々面白い車に出会います♪ かつては、総合結婚式場 宮之城観光温泉ホテル 福田荘の車だった車とか 八王子の幼稚園のバスとか、日本の中古車がたくさん通って楽しませてくれました。福田荘ってあるのかな? ホホホ、ちょっと調べてみたら、ありましたぁ! 鹿児島県なんですね~~笑

福田荘さん、こんなとこ走ってましたよ~w

   

すっごい斜面にある集落。あそこに毎日登るわけ?などと思いつつバスは行く~。いくつかの村を通り抜け、バスは行く~。

結局チェックポイントは、なななんと!この日17カ所ありました。

いやはや時間がかかりました。

途中の村で、景色もいいので暫しの休憩。眺めばっちし。

           6000m級の山をバックに、記念撮影

+++++

さ、やっと昨日の質問の答えのコーナーです。

あのローカルの食堂があったのはこの村なんです。

白く見えるのは何かの生地ですよね。 

そう、そうなんです。そう、ナンなんですw この生地を伸ばして穴の中の壁に貼り付けて焼く。ナンを焼くおじさんでした! 

穴はタンドールと言いますよね。

+++++

では、ナンとチャパティの違いは?知ってます?

チャパティ(チャパーティー 英語:Chapati ウルドゥー語:چپاتی ヒンディー語:चपाती )ちなみに、パキスタンウルドゥ語です。

チャパティは・・・

直径12cm程の円形で、薄いクレープのような形状をしている。アーター(Atta、ヒンディー語:आटा)と呼ばれる全粒粉と水を捏ねて生地を作り、発酵させずに薄い円形にのばして焼いたものである

ナンは・・・

ナン(ペルシア語、ウルドゥー語ウイグルنان nān ナーン、ヒンドゥスターニー語nān / नान / نان ナーン )

自然種(小麦などに含まれる野生酵母菌を自然発酵させた種)で発酵させた生地を、へら型にのばしてタンドゥールと呼ばれる窯の内壁に貼り付けて焼いたもの。精製した小麦粉を使い、生地にヨーグルト、牛乳、ギー、少量の砂糖を加える。(ウイキペディアより)

添乗員nakaさんによると、簡単にいうと、発酵してあるかしてないかの違いだそう。インドレストランでバイトしたことがあるんですって・・・ナンは生地自体が膨れるけれど、チャパティは気泡だけが膨れるんですね。

           

2本の長い鉄のお箸でつまんで、ナンをほおり投げてくれます。その瞬間を写せなかった~ 絶対日本人だったら投げないですよね。ここではビューンと飛んできます、ナンが!笑

添乗員のnakaさんがナンとチャパティを注文してくれて、皆でお茶して食べました。(この食堂じゃないですよ。隣に綺麗なちゃんとSAIYA(西遊旅行者の現地旅行社)が指導してそうなレストランがあって、そこでお茶です。)

ナンもチャパティもアツアツで美味しかった~!

    

ナン屋さんの隣りはチャイのお茶屋さん。

このおじさん、照れ屋さんですぐ顔を隠しちゃいます。

外で集まっているのは男ばかり。 

女達はというと、、、

いつも遠くから見つめてます。ふと目線を感じるときがある。

画像を大きくしてみると、意外にも視線がバッチリカメラにあってたりするんで、びっくりするほどです。

なぜか便所座りのスタイル。脚力強し。 

若い人は携帯にたばこ。どの国も一緒のようです。

ほとんどの家は石積み+セメントブロック いやー、どんな暮らしなんだろう?

インダス川の空気は清々しい

 

   

いい笑顔で答えてくれた少年の写真で 今日は終わります。

では

*****

お問い合わせは blueskymayuri★yahoo.co.jpへどうぞ ★を@に変えて下さい。