稜線歩きは気持ちいい。
立ち上がる積乱雲。
夏だあ。夏100%。
さすがに2000mの高さでは暑くもなく爽やか。
何ていい日なんだろう!
右に花!左に花!
賑やかに咲いています。
ほんとに賑やか。
左側には切り落ちた崖の向こうに荒々しくそびえる岩峰新山を臨み
右側は裾野に向かうたおやかな流れを楽しめます。
氷河時代を想像しちゃいます。
わー、凄いね!
ずっとずっとずっとずっとシラネニンジンの人参畑。
その中に鳥海山固有種のチョウカイアザミがまるで突き刺さる杖のようにニョキニョキと飛び出しています。
なかなか渋い世界でいい感じ。
それにしてもどこまでも真っ白。
イヤー見事な人参畑だこと。
全く異なる景色を両側に愛でつつ、るんるん♪
チョウカイアザミ、見れるかなぁ? なんて心配する必要全くなかった^^
辺り一面チョウカイアザミ。
触ってみると少し粘り気はあるけれど、テカテカした様子から想像できる程の粘々ではないなぁ。
チョウカイアザミ(鳥海薊)
学名:Cirsium chokaiense 鳥海の名がつけられています。
キク科アザミ属
花期:7~8月
鳥海山の固有種。
高山帯の比較的日当りのよい草地などにみられる多年草。
花は下向きに咲く。高さが1~1.5mにもなる大型のアザミ。一般的にアザミの花は淡いピンク色がほとんどだが、チョウカイアザミは赤紫色。
鳥海山の八丁坂~七五三掛、外輪山コースに多く見られる。月山でもみれるけど、月山のチョウカイアザミは鳥海山から移植したものだそう。
稜線のザレ場には、もう一種固有種の、楽しみにしていたチョウカイフスマが大株で咲き誇ってました。
細くて柔軟な根をもち、大きな株を作っていくようだ。柔らかさって強いな!
チョウカイフスマ(鳥海衾)ナデシコ科ノミノツヅリ属
学名:Arenaria merckioides var. chokaiensis こちらにも鳥海がついていますね。
花期 7~8月
乾燥に強く、他の植物が生育できないようなザレ場、岩の間などに群落をつくる。
葉は対生。茎とともに毛がある。
花の色は白く、花径は15mmほど。5弁花が星形に開く。
草丈5~10cm 母種はメアカンフスマだが、それより葉が一回り大きく目立つ。
チョウカイフスマのフスマとは、障子、襖のフスマで無く、小麦のふすまでも無く、平安時代の掛布団=衾の意味。
布団のように広がっていくことから名前が付いたんですね。
↑初めて見たチョウカイフスマ。のちにどんどん見れた。
外輪山に咲くチョウカイフスマ
御室小屋、受付前。岩に張り付いて咲くチョウカイフスマ。
さて、七高山に向かって歩みを進める。
途中、梯子のところが行者岳でした。
登頂NO263 行者岳2159m\(^_^)/
オーマイガー! 素敵だあ!
では
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