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2024.02 岩手山裾野・七滝

花の桃源郷フンザを歩く 8 バルチット城へ

2014年5月4日の記事です。

2014年3月31日
セガワメモリアルスクールを後にして、次は見晴らしの良い丘の上のバルチット城へ向かいました。

後ろに見えるのがハセガワメモリアルスクールの校舎。その中にある新しい最年長学級の校舎はMitsubishiが建てたそうです。へーーー!

パキスタン北部山岳地域には、まだギルギットにカラコルム大学が一校あるだけなので、ぜひ大学を作りたいと、校長先生がおっしゃってました。

フンザの文化を大切にしつつ、グローバルな教育をするというのが若い校長の願いです。頑張って欲しいです!

学校を出たところで、お母さんたちが数人いて、小さいクラスの子どもを待っている様子でした。

カリマバードでは女性が歩いている姿が見れてホッとします。この女性たちはカメラを向けても嫌がりませんでした。

水路経由でバルチット城へ向かいます。

途中、ラッキーなことに素敵なガウンを着た老人に出会ったのです。ガウンには素敵な刺繍が施されています。

ガイドのアミンさんいわく、着ている刺繍入りガウンは、男性の正装時の民族衣装だそうです。コバルトがかったグリーンにピンクとは・・・凄く、私好みのテイストだわ
~。


男性がこの色合いの刺繍のガウンを着るなんて日本ではありえないです。素晴らしい!!頑強な歴史を語る顔に優しい刺繡が似合ってます(⌒∇⌒)

この色感覚、大好き。

かぶっている帽子は、フンザフンザの帽子は上の部分が角張って無くて、丸いのが特徴。私も買ってきました~

我が家の壁に男性用と女性用のフンザ帽がぶら下がってます。
眺めてはニヤニヤしてます。

長寿村、フンザです。このおじいさん、何歳かしらね?と言っていると、アミンさんが聞いてくれました。「75歳だよ。」という答えに、haseさんが反応~~!「僕達、同じ歳~!」と、2人で握手してましたw

  
突然現れた翁(翁って感じでしょ?!)の去りゆく後ろ姿は味があっていいな。

おー!あれが!

バルチット城が見えてきました。

  

フンザは800年以上続く藩王国でした

この城は藩主の居城だったもの。今は博物館になっています。15世紀にチベット文化の影響を持つバルチスタン地方(スカルドゥ)から王女を迎えたことから、ポタラ宮に似ています。

入口にはガイドブック等でよく見る有名な名物門番が立ってます。

   

あれっ、ガイドブックでは髭が長いのに・・・

と、思ったら、長い髭はくるくるっと巻いて、耳にかけてるんですって~~!

いやー、かわいい。持ってみたい~ 

という訳で、お髭をちょこっとつまんで持ってみました

門兵さんも悪い顔してない(と思う~~)

うおっほん! きちんと元に戻して威厳を保ちます。

(観光客サービスありがと~)後ろでアミンさんが笑ってるから問題なし^^ きっと。

   

↓バルチット城の日本語ガイド・イシャフさん。

日本語、敬語も駆使して上手でした。

内部は、写真撮影にはお金を払わなくちゃいけないので写さなかったけれど、食堂や寝室、歴代のアガ・カーン(イスマイール派の最高指導者)の写真展示や衣装展示などでした。

上に上がると、

谷全体が見渡せて・・・

今日もまたラカポシやディランが素晴らしい。

ラカポシ

ディラン

遠くの村では杏が咲いて、並木立つポプラの木々も芽吹き間近。秋はこのポプラの紅葉が素晴らしいらしい。これだけあったら、さぞ素晴らしいな!きっと。

そこに住む人々の暮らすリズムはゆっくり。

いいなぁ。ここには住みたくないけど、この空気感と風の流れ。穏やかで、たおやかなリズム。とっても羨ましい。

家族が寄り添うように暮らしています。

自分の中の何かがリセットされた気がしました。

このあと、お花見します 

では

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