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伊豆修善寺温泉 赤蛙蛙公園

石見銀山 1@山陰の山旅 7

なんだか長いブログになりそうです。数日でゆっくり読んで下さいね。

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2023.10.29 さあ、湯野津温泉(ゆのつおんせん)でゆっくりといいお湯に浸かり石見銀山へと向かいました。

島根県にある石見銀山は、2007年に世界遺産に登録されたアジアで初めての鉱山遺跡なんです。

私はお隣の広島育ちなのに、全く知識なし。そして行ってみて驚いたことが多々。とっても気に入っちゃったのが石見銀山。湯野津温泉同様いいところでした。ガイドさんをお願いして、4時間位ゆっくり案内して頂いたので詳しく知ることが出来ました。

が、なんだかもう一度行ってみたいな~、ゆっくり歩きたいな~、行きたいところがまだまだあったな~と思ってしまったのでした。

ボタラバ企画たてようかな~^^

銀山遺跡もさることながら、その入口となる大森町の佇まいが好きでした。

若い新しい人達も移住してきている様子。新旧あいまって素敵に変化を遂げつつある印象でした。新しさが決して古さを壊していない。

観光客によって、暮らしの営みが壊されない様な色々な工夫もされていました。観光と普段の暮らしが上手く融合されている落ち着いた町でした。

暮らす人も年寄りと若い人が仲いいんだろうな~外からの人も上手く受け入れているんだろうな~そんな印象でした。

↓ 赤い石州瓦の街、大森町観世音寺の境内から)

さてさて、佐渡の金山はそれなりに有名ですが、石見銀山をご存知でしょうか?

ガイドさんの説明の中で一番びっくりしたのは、

江戸時代初期、日本の銀生産量は、年間150~190tで世界の銀の3分の1を占めるほどの「銀の国」だったんですって!フランシスコ・ザビエルも日本の事を「銀の国」と呼んでいたそうですよ。

その「銀の国」を支えた銀山である日本三大銀山は、延沢銀山(山形県)、生野銀山(いくのぎんざん/兵庫県)、石見銀山島根県)だそうです。

へー!!!ですね。

そんなに銀が採れてたんですね。全く知りませんでした。

そのかなりの部分が石見銀山で産出されたものと考えられるそうで、江戸時代まで中国やヨーロッパとの対外貿易を支えたのは銀。ガイドの方が言ってらっしゃいました。製錬技術も高く、明治維新になり金本位制になる迄はこの地はとても栄え、かなりの人口があったと。

紀伊山地の霊場と参詣道熊野古道)」と並んで2例しかない「文化的景観」として世界遺産に登録されています。鉱山活動によって開けた土地が今も人の暮らしとともに続く状態が評価されました。

のんびりと歩いていて、大森にはそれなりに文化度の高い人々が住んでいて、ひっそり大切に脈々と守り続けてきているんだな~という印象でした。

誇らしい文化遺産ですね。

↓ 素敵な大森町YOUTUBEです。是非雰囲気を感じてみて下さい。

石見銀山・大森町 Omori-cho, Iwami-Ginzan Silver Mine|島根県大田市|NPO法人納川の会 (iwamiginzan.jp)

iwamiginzan.jp

 

さて、午前9時、ガイドの方と一緒に大森町の一番端から歩き始めました。

まずは鳴き龍の天井のある城上寺

江戸の亀井戸天満宮亀戸天神社)を手本とした入母屋造り(いりもやづくり)瓦葺きという重層式拝殿
なかなか見ない建築様式です。

  

手を叩いてみたけど・・・ 龍様あんまり泣いてくれない^^

石見銀山領の行政を司った代官所跡 現在は石見銀山資料館

井戸平左衛門は1731年9月、60歳で石見銀山領の代官に任命され、はるばる江戸より着任。

へー、当時の60歳で江戸から石見に!はるばるここへ!

ハードだわ~!

着任翌年の32年、「享保の大飢饉」が発生。領地でも稲作は甚大な被害を受け、平左衛門は年貢の免除・減免や代官所の米の配布に加え、薩摩藩からサツマイモを入手して栽培を奨励。領民を飢饉から救ったといいます。

その後、石見銀山領から中国地方各地にサツマイモが広まったとされています。

この近辺の古民家の床下には、サツマイモを冬越しさせるための「芋釜」と呼ばれる貯蔵庫が残っているそうです。

そうそう、そういえばサツマイモの原産地知ってます?

原産地はアメリカのメキシコ南部からペルーにかけての地域で、紀元前800~1,000年前から中央アンデス地方で栽培されていたと言われてます(⌒∇⌒)

江戸時代に「芋代官さま」と呼ばれた人物によって、さつまいも栽培が導入されてから約280年が経った今、「バナナより甘い」と言われるシルクスイート・森の絹が新たな地域名産品として脚光を浴びているようです。

さあ、次は・・・と歩いていると、

え?ここなんだ~!!!という会社に出くわしました。

それがこの会社

中村ブレイス株式会社

ガイドさんが「義肢でとても優秀な会社です」と言われた時に、ピンと来たんです。あー、ここなんだぁ。ええ?島根の都会にあると思っていたのに、こんな山の中の田舎にあるんだー!

え?ここにあるの???

えー、石見銀山にあるんだったんだぁ。

私が持っていたイメージと余りに違ったので、ほーー!とびっくりしてしまったのでした。

私の知っている方で、事故で脚を無くされた方がいて聞いたことがあったんです。島根にとてもいい義足の会社があるの~って。

この会社なのね♪ 

玄関の左にある石碑は、松本清張さんからの言葉だそうで・・・

空想の翼で駆け現実の山野を往かん

私たちは、世界遺産石見銀山の町を拠点とする、義肢装具メーカーです。
「誠実さとやさしさ」でものづくりに励み、
ひとの身体と心、地域の暮らしを支える仕事をしています。
作家・松本清張氏より贈られたこの言葉のように
常に夢を持ち続け、石見銀山に根ざした活動を継続していきます。
HPより

社名の「Brace(支える)」には、人や地域を支えたい思いを込めた言葉ですね。

町が素敵に存続している陰には必ず心を込めて脈々と頑張ってきた功労者がいます。中村ブレイスの中村さんも世界遺産登録の為に尽力されたようです。

大森町を再興させているキーマンの一人ですね。

納得いきました。そうそうこんな素晴らしい町おこしは出来ない。。。

HPに中村俊郎氏の古民家再生による町おこしの事も書かれています。ぜひ、HP見てみて下さい。いいHPです。

ハートフル!!! 

中村ブレイス株式会社|義肢装具・人工乳房・人工補正具|世界遺産・石見銀山 (nakamura-brace.co.jp)

www.nakamura-brace.co.jp



さあ、次は何が?

  

ツルヒメソバが可愛い

やはり今日はこの辺でストップ。明日に続きます。

では

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さあ、今日も庭へ

今日はチューリップの球根を植える予定 80球あるの~!!!(⌒∇⌒) 珍しくパパさんがチューリップを植えたいんだそうで!チューリップ、チューリップっていうので一緒に植えますが、パパさん初体験!!!笑

では(⌒∇⌒)

 

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